まおっちのブログ

50代 独身 無職 統合失調症

逃げるな新人外科医

逃げるな新人外科医 中山祐次郎著


「泣くな研修医」の第二弾の本です。読みたいな~と言ったら、看護師さんが早速図書館で借りてきてくれたので、一気に読みました。


私は、あまり若いお医者様に当たったことがないのですが、慣れない間は、皆、内心ドキドキで仕事をしているのかも知れません。命を扱う仕事ですし、失敗は許されません(許される場合もあるかも知れません)し、お医者様って、勉強が出来て、国家試験にも合格してと、私から見ると雲の上のような存在です。


そんな田舎育ちの新人外科医が、医者という感覚に慣れたくない、自分らしい感覚で医者になりたいと葛藤しているのが、とても良く描かれています。とても面白いですし、父を亡くしたばかりの私は、ほろっとくる場面もあり、そういえば、父の主治医は中堅のお医者様だったのですが、最後の時、涙声だったので、父の為に泣いてくれて、ありがとう!と、心から思いました。


以前、お医者様の友達が二人いましたが、仕事の話はほとんどしてくれなかったので、よくわかりませんでしたが、二人共、明るい性格の男性でした。私の病気を、心から心配してくれましたし、とても親切にしてくれたので、「やっぱり、医者って優しくないと出来ない仕事だよな~」と思ったものです。


私は持病がありますし、毎月、精神科医の主治医と接しているのですが、とても穏やかに対応してくれるので、それだけでも嬉しく思っています。本音を言えば、「医者なら病気を治してみろよ!」と言いたいところですが、神様じゃないんだし、治せない病気と向き合うのも楽ではないのかも知れません。


このシリーズ、もう第三弾まで出ているので、読んでみようかな~。

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