「心のクセ」に気づくには
「心のクセに気づくには」 村上 綾著 ちくまプリマー新書
社会心理学の本を読むのは、初めてだと思います。
専門用語が多く、読みにくい本でしたが、人間は、教育や経験に基づいて、偏った見解をすることがわかりました。
私自身も、善行には良いことが、悪行には悪いことが起こると考えがちですが、物理的な因果関係のないことでも、そう考えてしまうことがあります。
でも、実際には、善行を積んでいても不幸な目に遭ったりします。
偏見や差別なども、自身の心のクセをよく理解すると、極端な見方はしなくなるようです。
著者は最後に、心のクセがあったとしても、バランスのとれた、明るい未来を願っていて、本当に、そういう社会になればいいなと思いました。
二極化している、極端な社会を皆で考え、変えていけたら、また違った未来が待っているかも知れません。