まおっちのブログ

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捨てない生きかた

「捨てない生きかた」 五木寛之著 マガジンハウス


看護師さんに、図書館で借りてきてもらって、一気に読みました。


私は、何でも断捨離するわけではありませんが、ワンルームで暮らしているので、物に囲まれた生活が出来ないというのが本音です。


著者は、20代の頃、買った靴なども捨てられず、見ては、その時のことを思い出すそうですが、私は著者ほど、物に執着心がないのかも知れません。


歴史については、確かに、口伝や物があってこそ、その時の情景が浮かぶということがあるように思いました。


人については、私から縁を切ることは、ほとんどないのですが、あまりにも近く、親しく付き合っていると、悩みも増えるように思います。


細く長く付き合うのがいいと、著者は言っていますが、私の場合、忘れ去られてしまうような恐怖心があります。


著者は、生きているということは、執着していることと言っていましたが、そうかも知れません。


いずれ、皆、死にますし、死後の世界があろうと、なかろうと、この世に影響を与えることは難しくなりますし、接触することも不可能になります。


それまでは、捨てない生きかたも悪くないと言いたいのかも知れません。

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